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千家十職永楽善五郎(十六代即全)造 赤瓷瓢花入
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タグ
赤
千家十職
十六代即全
永楽善五郎
磁器
京焼
花入れ
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商品番号:4220264
2024-12-06 00:00:00 ~ 2024-12-09 23:59:59 まで
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<商品説明>
サイズ名称
口径
高台径
高さ
縦
横
長さ
2.7 cm
4.5 cm
17 cm
8.5 cm
所々に擦れ傷があります。
高台に汚れがあります。
木箱にヤケがあります。
木箱の底に書き込みがあります。
※検索一覧と詳細ページにおいて、色の見え方が異なることがございます。
お進み頂いた詳細ページの商品の色が、より実物に近い色でございます。予めご理解ください。
<タグ>
産地・種類
京焼
,
千家・十職
永楽善五郎
,
十六代即全
,
<詳細>
状態
よい
素材
磁器
永樂善五郎
千家十職、土風炉・焼物師。
もともとは西村姓で、土風炉をつくっていた。
西村家初代宗禅(?~1558)は大永年間(1522~1528)に大和国西京に住し春日神社の土器をつくっていたが、武野紹鷗の好みにより土風炉をつくったとされ、これを俗に奈良風炉という。
三代宗全(?~1623)は利休に従って京都に入り、細川三斎のすすめで新町上立売に開業したと伝えられている。小堀遠州より宗全の銅印を受け以後九代まで宗全印を用いた。
五代宗筌(?~1697)から千家のしごとを受けるようになったといわれ、表千家四代江岑の書付のある風炉の切型帖が永楽家に伝えられている。
六代宗貞(?~1714)表千家六代覚々斎好みも達磨堂釜のためにつくられた土風炉が伝えられている。
十代了全のころから陶器をつくりはじめ、十一代保全は「永楽」印を賜り、十二代和全の時代に永楽姓に改めた。
●十代 了全 1770~1841
幼少にして両親に別れ、天明の大火で家を失い、千家に養われた。成人して楽家九代了入につき陶法を学び家業の土風炉のほか、交趾写し・安南写しなどをつくった。
文化十四年(1817)表千家九代了々斎より了の一字を贈られ了全と称す。
文政十年(1828)養子の善五郎(十一代保全)が紀州家より「永楽」印を拝領すると、了全もまた永楽を姓とした。
表千家伝来「捻貫水指」、裏千家伝来「古銅写し杓立」、武者小路千家伝来「丹波焼舟花入」などが著名。了々斎好みには紫釉鳳凰風炉がある。
● 十一代 保全 1795~1854
十代了全の養子。はじめ善五郎、のち善一郎と改め、その後永楽を姓とした。
天性陶技に優れ粟田口の岩倉山家、土器師山梅のもとへ通って技を磨いた。
文政十年(1827)に表千家吸江斎宗左が紀州徳川治宝に召されたとき紀州に赴き「河濱支流」の金印と「永楽」の金印を賜った。この頃の作品には交趾写し・染付・金襴手・赤絵などがある。
弘化初年(1844ころ)より、善一郎の署名を用い、また鷹司家より「陶鈞軒」の号を賜りのちに印章も拝領。嘉永ごろより保全を称した。
善一郎時代とともにその生涯中最も優れた作品を残した時期であり染付を得意とし、とりわけ祥瑞写しに妙技を発揮した。
●十二代 和全 1823~1896
幼名仙太郎、通称善五郎。十一代保全の長男。
嘉永五年(1825)御室にある野々村仁清の窯跡を再興。「おむろ」の印を用いて元治年間(1864~1865)まで義弟宗三郎(十三代回全)とともに製陶。
明治五年に三河岡崎へ赴き開窯、これを岡崎永楽という。
明治十五年ごろ京都の高台寺鷲尾町に移って菊渓窯をはじめた。
金襴手は保全より優れていた。
●十三代 回全 曲全
永楽家では、十二代和全の義弟宗三郎と、保全・和全に仕えた西山藤助の二人を十三代に数えている。
回全宗三郎(1834~1876)は塗師佐野長寛の次男。弘化四年(1874)に養子として永楽家に迎えられ、最初は善次郎と称した。御室の仁清の窯跡で製陶し「西園」の印を用いた。嘉永二年(1849)和全の跡継となったが、のちに分家し西村宗三郎と称した。
西山藤助(1819~1883)は八歳のころから十一代保全に養われ、続く和全の代まで轆轤師を務め和全の御室焼や加賀行きにも従った。
● 十四代 得全 1853~1909 妙全
幼名常次郎、通称善五郎、得善とも。十二代和全の長男。
明治四年に和全より家督を譲られ、十九歳で家業を継いだ。作風は力強い物が多く呉須赤絵を得意とした。
妻の悠(1852~1927)は妙全と称し、得全亡きあとの十九年間家業を継承。優美な作品を残している。
●十五代 正全 1880~1932
十四代得全の甥。本名は山本治次郎。
十八歳で永楽家に入り、得全より陶技を学び得全亡きあとは、妙全とともに家職を務めた。
妙全が亡くなった昭和二年に十五代を襲名するが、わずか五年後に亡くなった。その質は温厚で自ら「隠全」と称したと伝えられている。
●十六代 即全 1917~1998
十五代正全の長男。妙全の養嗣子。
昭和十年(1935)十八歳で十六代を襲名、正全の遺志を継ぎ三井家の大磯別荘に城山窯を築いた。
楽家十四代覚入らと京都伝統陶芸家協会を結成して会長となり、戦後の茶道界隆盛の中で三千家の茶陶などを多く制作した。
京都市文化功労者表彰、京都府文化特別功労賞を受賞。
昭和三十三年に発表した源氏物語五十四帖の作品群が代表作。
●十七代 当代 1944~
十六代即全の長男、名は絋一。
平成十年に十七代善五郎を襲名した。